この点に関しては、脊損になられたばかりの方に早めにお伝えしたい件です
不足情報も多々あることとは思いますが
私が申請したもの・手続きを行ったものの中で
一番先に行うべきことは
身体障害者手帳の申請
です。
これがないと、社会資源の活用が出来ません。
損傷レベルや状態、あとは医師や病院にもよりますが、これ以上の回復が見込めないと医師が判断した際に、身障者手帳の話をされます
ただ、私がリハビリ期で入院していた病院が脊損に特化した病院だからこそ、身障者手帳の申請を積極的にお話しいただけた可能性もあります
病院によっては「整形外科」が診療科として存在していても、「脊椎に関する疾患」を診ていない病院が多いです
また、脊損は決して多い事例ではありませんので、経験や知識の浅いスタッフの可能性も否定できません
私も転職先の病院では整形病棟に勤務していましたが、そちらの病院では脊椎関連を診れる医師がいなかったため、脊椎疾患の入院患者さんは受け入れていませんでした
私が最初に勤務していた病院でも、脊椎固定術の手術はあったものの、脊髄損傷までに至った状態の患者さんのオペは少なかったです
受傷後4ヶ月ほど経過して、ご自身でも回復の見込みがなさそうだなと感じられましたら、医師に「身体障害者手帳の申請を考えていますが・・・」と相談することも選択肢として考えていらした方が、精神的にも負担軽減になります
というのも、入院中はリハビリだけしていればいいわけではなく、退院後の生活基盤も並行して行っておかないと、かなりバタバタになり、ご自身が苦労されてしまうからです
頚損の方以外は、リハビリ期の入院は基本的に半年ちょいが目安みたいです
(病院によりますが、私が入院していた病院では転院後2ヶ月くらいで「自宅退院か施設への入所か決めておいて」的なことを担当看護師に言われて、驚きました・・・)
身障者手帳が交付されて、はじめて、車いす作成時や車の手動装置の改造費、日常生活補装具費等の補助を受けることが出来ます
動画でもお伝えしましたが、県や市区町村から助成金をいただくためには、先に申請して「支給決定通知」がきてから、必要なものを購入しないと助成金をいただけません
手動装置に関しましては、各市区町村によって異なるみたいです。手動装置を付けた後でも助成金をいただける自治体もありますが、確実なのは、先に申請することをおすすめします
おすまいの市区町村にお問い合わせください
それが一番確実です
身体障害者手帳の申請書は、お住いの市区町村の福祉課で入手するほか、市区町村によってはホームページから書式をダウンロードできますが、入院中に書式をダウンロードしてもプリントアウトする手段がなかなかないですよね💦
手帳の交付は、申請してから約1~2ヶ月で交付されます
市区町村の福祉課に提出し、だいたいの自治体は県へ提出され、手帳が出来たら市町村の福祉課で受け取るという流れです
申請書類には医師に記載してもらわなければならない書類も含まれます
医師もオペや診察等がありますので、すぐすぐに記載できるわけではございませんので、ご注意ください